
『You can never be too generous. ~親切すぎるということは決してない~』というスローガンをもとに、125年の歴史を持つデンマークの老舗チョコレートブランドアンソンバーグ(Anthon Berg)が今年2月、とてもユニークなキャンペーンを行いました。
愛する人々に自分たちのチョコレートをプレゼントしてもらおうと、アンソンバーグは首都コペンハーゲンの中心街に突如ピンクに彩られた企画店『Pop-up shop』をオープン。
店に並んだチョコレートの箱には、それぞれ値札の代わりに色々な「親切なこと」が書かれたメモが貼られており、このお店を訪れたお客さんはチョコレートと引き換えに代金を払うのではなく、恋人や親友、家族への「親切なこと」をするという約束をします。例えば「恋人のために朝食を準備してベッドまで持っていく」や「お父さんに嘘をつかない」などといったような、様々な「親切なこと」が用意されています。

店内にはレジの代わりにiPadがおかれ、お客さんはそれで自分のFacebookアカウントにログインすることができるようになっており、「親切なこと」をすると約束した人と親切をされる人のFacebookプロフィールには、アンソンバーグのロゴと一緒に約束の内容が表示されます。
このキャンペーンはデンマーク国内で各種メディアに取り上げられ大きな反響を呼びました。
キャンペーン当日の店先には長蛇の列が出来上がり、わずか5時間の開店時間には総勢550人が押し寄せ、アンソンバーグはブランドのポジティブなイメージをソーシャル・ネットワーク上に植えつけることに大成功したといえるでしょう。キャンペーンのプロモーションを担当した広告会社のRobert/Boisen & Like-mindedによると、25万人以上のデンマーク人が広告に接したとのことです。
直接お店を訪れた人からのシェアは、臨場感とリアリティを伝えてくれます。現実のイベントに参加していることをリアルタイムでシェアしてもらう手法は、今後も着実に増え続けていくでしょう。
[Digital Buzz Blog, Markedsforing, Robert/Boisen & Like-minded]
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吉松竜太
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